必死だった日々が、
今の広い視野を作った
製造課
O・H 中途入社11年目

入社動機は「給与」と「時間」の安定
タシロを選んだ理由を、正直に教えてください。

正直に言えば、提示された給料が他より高かったからです。前の会社も同じ金属加工でしたが、夜11時頃まで残業するのが当たり前で、自分の時間が全くありませんでした。
転職して、生活はどう変わりましたか?

驚いたのは、タシロの定時(17時)までの給料が、前の会社の「残業代込み」の金額とトントンだったことです。17時にパッと帰れるのに、しっかり稼げる。生活が安定したことで、仕事にも集中できるようになったのは大きいですね。
資格も入社後に取られたんですよね?

はい。でも最初から狙っていたわけじゃなく、現場で「そろそろ持っておいた方がいいかな」というタイミングで、会社が費用を全額出してくれました。頑張って覚えようとしていると、会社がちゃんとチャンスをくれる。そういう「後押し」があるから、11年も続けてこられたんだと思います。

経験者のはずが「図面」が最大の壁
同じ業界からの転職でしたが、苦労した点はありましたか?

前職は数字通りにカットするだけの作業だったので、一から作り込むタシロの仕事は、内容が全く別物でした。一番苦労したのは「図面」です 。見方がわからなくて、最初の3〜4ヶ月は図面を理解するだけで精一杯でした
現場のスピードについていくだけでも大変そうですね。

そうですね。担当現場には3年目や5年目の中堅どころが多くて、彼らがとにかく早いんです。そのスピードが基準になっているので、慣れるまではギャップを感じてキツくなる部分もあると思います。僕自身も最初は、ネジ穴を作るタップ打ちなどの補助作業をしながら、必死に食らいついている状態でした。
そこからどのようにスキルを広げたのですか?

ベンダーから始めて、溶接、レーザーと一通り経験させてもらいました。前後の工程を知ることで、「こう曲げれば、次の溶接の人が楽になるな」と、製品全体の流れを考えて動けるようになりました。単なる「作業」が、本当の意味での「ものづくり」に変わったのは、この経験があったからですね。

教える悔しさと、
判断の「緩急」で防ぐ手戻り
今はリーダーですが、教育面で意識していることはありますか?

技術の「根拠」をしっかり伝えることですね。今は昔みたいに「背中を見て覚えろ」という時代じゃないですし、「そういうものだから」と突き放すような教え方はしたくないんです。
「そういうもの」で済ませたほうが楽な場面もありそうですが。

確かにそうなんですけどね(笑)。実は以前、後輩に「なんでこうなるんですか?」と聞かれて答えられなかったことがあって、あの時は本当に冷や汗をかきました。その場は「忙しいから後で!」と誤魔化しましたが、どうしてもそのままにしたくなくて、調べ直して本人にしっかり根拠を伝えました。
そうした学びや姿勢は、ご自身の作業にも影響していますか?

はい。例えば急ぎの案件ほど、焦らず慎重に向き合うようにしています。ミスをすれば手戻りで1.5倍の時間がかかってしまい、結局お客様を待たせることになるからです。
タシロの特長のスピードを支えるために、現場で意識していることは?

製品に不備が出ないように、いかに早く仕上げるか、ですね。その確実な進め方が、結果的に、お客様への最短ルートになり、自分たちの定時退社にも繋がると考えています。
あの日の想いと今の視線
入社時
図面と格闘し、周囲のスピードに追いつくのに精一杯だった
現在
次の工程の仲間のことまで考え、皆で改善を積み重ねたい
応募を検討されている方へのメッセージ
「やってみたい」という直感が、技術の壁を越える鍵になる
「どんな仕事でも、自分がやってみたいと思えるかどうかが大切です。ものづくりはゼロからのスタートでも、やりたいという気持ちがあればチャンスはやってきます。私自身、最初は給与や時間が目的でしたが、ここでは技術を磨いた分だけチャンスがもらえます。たとえ経験者として入って、最初は『図面』が真っ白に見えたとしても大丈夫。僕もそこからのスタートでした。 迷っているなら、まずは飛び込んできてください。」



